”美味しくて”、”ガッツリ腹持ちも良くて”、なんと言っても”安さが売り”の牛丼について2021年末を迎えを各社ともに牛丼の値上げ価格が出揃いました。
コロナの流行や、世界各地の災害の影響などで、牛丼チェーン店が採用している輸入牛肉の高騰によるミートショックで牛丼価格の値上げに踏み切らざるを得ない状況にあるようです。
牛丼を提供する大手各社では、6月になか卯、9月に松屋、10月に吉野家、そして2021年末にすき家も価格改定となったため、サラリーマンのお昼代が負担増となる状況です。
手軽で安価にサラリーマンの空腹を満たす牛丼は、このまま高値となってしまうのか?
なか卯からはじまった牛丼の値上げは2021以降も輸入牛肉の高騰ミートショックの影響を受け、コスト増はいつまで続くのか?ワンコインで牛丼が食べられなくなるのか?調査しました。
*本ページは商品、サービス等のプロモーションが含まれてい
なか卯の牛丼値上げ2021以降コスト増はいつまで続く?
今日の日経新聞に牛丼が一斉値上げになると書いてあったので、久しぶりに食べてきました。
これが600円ちょっとで食べられるなんて日本は平和ですね。
値上げしたら800円くらいかな? pic.twitter.com/Myz1qX9mhj— kaito (@kaito20144) December 21, 2021
輸入牛肉の高騰によって値上げとなった各社の牛丼価格はいくらなのか?まず価格(全て税込み)を調べました。(2021年12月24時点)
店名 | 並盛 | 大盛 | 特盛 |
すき家 | 400円 (733kcal) |
550円 (966kcal) |
700円 (1176kcal) |
なか卯 | 430円 (713kcal) |
600円 (955kcal) |
ー |
松屋 | 380円 (693kcal) |
530円 (955kcal) |
650円 (1351kcal) |
吉野家 | 426円 (635kcal) |
613円 (846kcal) |
778円 (1013kcal) |
牛丼以外のお昼の定食等と比較するとまだまだコスパの良さを感じる牛丼ですが、注目すべき点は、価格改定時の値上げ額ですね。
各社の牛丼並盛で見てみると”吉野家が39円”、”すき家となか卯が50円”、”松屋が60円”の値上げ、比率で言うと一番値上げ額の少ない吉野家・11%、なか卯・13%、すき家・14%、なんと松屋は、19%の値上げとなっており、全ての並盛牛丼価格が1割以上の値上げになったことになります。
牛丼店各社は従来安価で入手可能だった輸入牛肉を採用されていますが、価格高騰のミートショックによって原材料のコスト増が続いているためです。
輸入牛肉の価格高騰は、いくつか要因が重なっていることが考えられますが、まず考えられるのが新型コロナウィルスの流行で食肉工場の稼働率低下や、物流費用のコスト増による輸入牛肉の流通量の減少による卸値の上昇でしょう。
また輸入牛肉の生産量の減少に加え、コロナウィルスがおさまりつつあることによる米国内および中国をはじめとする牛肉需要があいまって輸入牛肉高騰の原因となっています。
牛肉消費の増加傾向は、衰えることなく今後も続くことが予想されるため、牛肉の生産量を従来のボリュームに戻せたとしても、当面は卸価格が低減に向かうことは期待できない状況が続くことが予想されます。
牛丼値上げでワンコインランチがなくなる可能性を調査
ミートショック直撃中ですが、年明けまでは値上げ無しで頑張ります!
来年は値上げせざるを得ない状況なので、あつみ牛のサーロインステーキはお早めにどうぞ!
ホントに値上がり半端ないです!#サーロインステーキ #田原市 #渥美半島 #遊食ダイニング風雅 #ツーリングランチ #サイクリングランチ pic.twitter.com/f0wfl3LcgZ
— 遊食ダイニング風雅(愛知県 田原市) (@fuuganotweeter) December 21, 2021
輸入牛肉の主要生産国である米国における国内需要や、あらゆる食材の消費大国である中国における輸入牛肉需要、さらには米中の経済対立による輸入牛肉価格の高騰など、輸入牛肉の高騰”ミートショック”は、前述の通りで、日本の外食産業をはじめ、各家庭での牛肉消費にも影響が出てくる可能性が十分にある状態です。
なかでも、ワンコインでお腹を満たしてくれる”牛丼”価格の上昇は、サラリーマンを主とした消費の減少を招き、牛丼店各社は、さらなる企業努力を強いられるか、今回のように値上げに踏み切らざるを得ないという悪循環になることも予想されますね。
また、他の食肉に目を向けると豚肉、鶏肉についても食肉工場の稼働低下、物流コスト増など状況は同じで、豚や鶏についてもコスト高は避けられません。
結局は、食材全般の上昇となるため、なか卯で提供している”カツ丼”、”親子丼”なども含めた食事費用の値上げが進行し、ワンコインで牛丼が食べれなくなることも十分にあり得ます。
なか卯の牛丼値上げ2021以降コスト増はいつまで続く?ワンコインランチがなくなる可能性を調査 まとめ
移民労働者不足によりタイの食品輸出が不足✍️
鶏肉生産国のタイでは、コロナ禍で多くのミャンマー人労働者を失い、50万人の労働者が不足しています🙋♀️
労働集約型の🥩食品加工産業は移民労働者に大きく依存しているため、供給回復に苦労しており、世界的”🥓ミートショック”の一因にもなっています。 pic.twitter.com/ynqh1TplV2
— REI🇹🇭@タイランドピックス (@thailand_picks) December 18, 2021
昼食時のサラリーマンのお腹を満たしてくれ、財布に優しいワンコインランチの代名詞といっても過言ではないほど、圧倒的コスパの牛丼ですが、牛丼店各社が採用している輸入牛肉の高騰”ミートショック”の影響で、なか卯の牛丼の値上げを皮切りに各社ともに牛丼の値上げが行われた2021でした。
牛肉の生産国の稼働状況や、飼育や流通にかかるコスト、さらには主要生産国である米国内の牛肉の需要高や、輸入牛肉の需要が高い中国への提供増などによって今後も牛丼値上げの可能性は十分に考えられます。
所得の上昇が容易ではない日本の今の経済状況下においては、コスパに優れお財布に優しいワンコインランチが今後も食べられることを願っており、サラリーマンの強い味方?である牛丼価格については今後も動向を調査したいと思います。
以上 なか卯の牛丼値上げ2021以降コスト増はいつまで続く?ワンコインランチがなくなる可能性を調査 最後までご覧いただきありがとうございました。
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