採用面接の質問事項で禁止されているのはどんなこと?面接官が聞いてはいけないことその理由は?

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人事の採用面談で禁止されている質問事項があることをご存知でしょうか?

面接官を務めた経験のある方なら公正な採用選考を心がけなくてはいけないため、禁止対象となる質問事項のことはもちろんご存じの事だと思います。

応募者の基本的な人権の尊重や、適正・能力に関して基本的な考え方として実施することはご認識の通りではないでしょうか?

基本的として認識されている人権の尊重、適正・能力以外にも細かな内容として、採用面接で禁止されている質問事項があります。

その他の禁止質問事項について、面接官が聞いてはいけないこととその理由について調査しました。

これから採用面接を実施される際の参考にしていただければ幸いです。

 

採用面接の質問事項で禁止されているのはどんなこと?

新卒採用における面接については、人事関連部署で取りまとめて行っているケースは多いと思いますが、中間採用の場合、即戦力を求めることが多いため、実際に採用する部署の方が採用面接を行うことがあるのではないでしょうか。

人事部門の方は、日頃から採用に関する注意事項なども意識しながら業務を推進されているため、採用関連の指導を担う厚生労働省からの通知事項なども日頃から気にされて情報の収集、確認ならびに実施の徹底をしていると思います。

ところが人事関連以外の部署、例えば営業部門の方が採用面接の実施において、細かな注意事項、ましてや面接時の質問事項にまで、十分に配慮しながら面接に参加される方はどれくらいの割合でいるでしょうか。

正直なところ、よほど人事部門の体制や統制力が整っている会社であれば別ですが、人事部門以外の部署の方はそこまで詳細は知らないのではないでしょうか。

では、採用面接で実際に厚生労働省から明確に禁止されていることをご紹介します。

採用選考の基本的な考え方
・応募者の基本的な人権の尊重すること
・応募者の適正・能力に基づいて行うことと
また、公正な採用選考を行うための基本として下記もうたわれています。
・雇用条件、採用基準に合った全ての人が応募できるための原則を確立すること
・応募者の適正・能力が求人職種の職務を遂行できるか否かで採用選考をすること
”引用:厚生労働省 公正な採用選考の基本”
採用選考の基本的な考え方については、応募者の家庭状況や生活環境といった応募者の適正や能力に関連しない事柄で採否決定しないことが目的となっており、上記内容については、面接官を務める方々であれば概ねご理解されていることと思います。
実は、厚生労働省では、採用選考の基本的な考え方について、さらに採用面接の禁止事項について詳細の内容を定めており、これら全ての内容を理解・把握している面接官は少ないのではないでしょうか。

厚生労働省が定める採用選考時に配慮すべき事項とは

1.応募者本人に責任のない事項の確認、把握
①本籍地や出生地に関すること
②家族に関すること
③住宅状況に関すること
④生活環境・家庭環境に関すること
2.本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)の確認、把握
①宗教に関すること
②支持政党に関すること
③人生観、生活信条に関すること
尊敬する人物に関すること
⑤思想に関すること
⑥労働組合に関すること、学生運動などの社会運動に関すること
購読新聞、雑誌、愛読書などに関すること
3.採用選考の方法
①身元調査などの実施
②合理的・客観的に必要性が認められない採用選考時の健康診断の実施
”引用:厚生労働省 公正な採用選考の基本”

上記のチェック項目をご覧いただいて違和感を感じた方も少なからずいるのではないでしょうか。

1.応募者本人に責任のない事項の内容については、昔から言われている人権擁護の観点から確認行為や、把握の必要はなく、徹底すべき事項であることは理解され、実施されている方も多いと思います。

2.本来自由であるべき事項に記載の内容についても、思想信条の自由から考えると避けるべき項目は多いが、注目すべきは④尊敬する人物に関すること⑦購読新聞、雑誌、愛読書などに関することという内容が厚生労働省の採用選考の基本内容として配慮すべき項目として明示されていることです。

採用面接の際に多くの方が利用するJIS規格の履歴書テンプレートの記載項目には応募者の趣味を記載する項目があり、応募者においても”読書”を趣味として記載する方のいるのではないでしょうか。

”読書”が趣味となれば、応募者同様に多少緊張した面接官からすれば話題の提供や応募者自身の人間性などを伺い知ることにも繋がり、より効果的な採用面談に発展する可能性もあると考えるのは、私だけではないと考えます。

私の認識では、少なくとも”尊敬する人物”や”購読新聞、雑誌、愛読書”についての質問は、採用面接で”聞いてはいけないこと”ではなく、同じ認識の方も少なからずいらっしゃると思い理由を調べました。

 

採用面接で面接官が聞いてはいけないことその理由は?

正直なところ、私自身も採用面接を行った経験がありますが”尊敬する人物”、”購読新聞、雑誌、愛読書”に関する質問をしてはいけない認識は全くありませんでした。

むしろ、応募者の趣味が”読書”であるならば、最近読んだ本を話題にすることなど面談という場や状況から考えると普通の流れであるし、応募者自身の緊張がほぐれる応募者が自己PRをし易くするきっかけになるのではないかと考えています。

しかしながら、採用面接で応募者に聞いてはいけないこととして、”尊敬する人物”、”購読新聞、雑誌、愛読書”に関する質問は配慮すべき項目として、採用面談時の質問はダメとなっています。

結論としては、適正や能力に関係のない事項を確認し、把握することは”就職差別”に繋がるとして、採用面接時の質問として聞いてはいけない内容とされているようです。

また、公正な採用選考を行うためには、職務遂行のために必要となる適正・能力を評価する観点から”あらかじめ質問事項や評価基準を設けて、適正や能力に関係のない事項を聞かないよう留意する”というのが厚生労働省の菅が方のようです。

採用面接時において、”尊敬する人”、”購読新聞、雑誌、愛読書”について、いきなり質問することはないと思いますが、話の流れで愛読書の話題に触れることは容易に想像できるので、厚生労働省が定める公正な採用選考の基準を理解して、思わぬトラブルに巻き込まれることが無いように日頃から公正な採用選考を意識しておきましょう。

 

採用面接の質問事項で禁止されているのはどんなこと?面接官が聞いてはいけないことその理由は?まとめ

今回は、採用面接の質問事項で禁止されていることについて調べました。

2021年度は、新型コロナの影響により巣ごもりが増えて、読書を趣味とする応募者が多いため、ついつい採用面談で愛読書に関する質問をしてしまうケースが増えているようです。

禁止されている理由は、就職差別に繋がるとされていますが、本当に就職差別になるかは疑問視されることもあるのでは無いでしょうか?

応募者本人の趣味が読書であり、その本から良いモノを得たのであれば、その良いモノをアウトプットすることで応募者自身のPRになることも考えれます。

採用面接の前に事前に質問内容をまとめ、共通の質問で採用面接を進行することを推進すれば、厚生労働省が定める公正な採用選考は進むかもしれません。

しかし公正な採用選考によって応募者の個性をアピールする場面が失われる危険性も考慮すべきであり、公正な採用選考の基準は応募者と採用企業のいずれにおいても最適な採用面接になるかは疑問が残るところです。

以上 採用面接の質問事項で禁止されているのはどんなこと?面接官が聞いてはいけないことその理由は? 最後までご覧いただきありがとうございました。

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