熊本県産のあさりと偽り中国産を販売?なぜブランド化に努めなかったのか

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農水省の調査で熊本県産あさりのほとんどが中国産であったことが判明し、熊本県産のあさりの出荷が2月11日以降停止し、熊本県産の天然活きあさりが市場から姿を消す事態になっている。

熊本県産あさりの漁獲高は年々減少しており、2020年には21トンにまで落ち込んでいたようだが、なんと出荷は推計で2,485トンと漁獲高の100倍以上にもおよんでいたということです。

農水省が2月1日に全国のスーパーで販売されている熊本県産あさりの実態調査を行い、97%に中国産等外国産あさりが混入されていたことが報道されています。

なぜ産地偽装に至ったのか、過去の漁獲高や推移について調査しました。

 

熊本県産のあさりと偽り中国産を販売?

外国産のあさりが熊本産として流通し販売されていることについて、農水省の調査で97%に中国産等の外国産混入の疑いがあること発表されています。

漁獲高が減少しているにもかかわらず、出荷量が大幅に上回ることになってしまったのでしょうか。

過去の漁獲高を調べてみると2008年の熊本県水産研究センターのレポートを見つけました。

”熊本県のアサリ漁業の現状と課題”と表されたレポートには、かつての熊本県産のあさりが大量に漁獲され、熊本県の水産業における重要な存在であったことが記されています。

1977年から1984年頃は、30,000トン以上の漁獲(1977年は、65,732トン)があり、日本一の漁獲量を誇っていたようである。

その後、あさりの単価上昇により生産金額が潤った時代もあったが、1997年頃には生産量の減少とともに生産金額も大幅に落ち込んだことが記されている。

あさりの資源量は、自然現象や漁場環境の悪化など様々な要因が重なった結果で減少したようですが、原因の特定には至っていない。

熊本県産のあさりは、日本一の出荷を誇ったことから漁獲高、出荷高の維持のため、負のプライドが生じた結果、中国産などの外国産あさりを使った産地偽装に向かわせた原因となった可能性は高いと思われる。

 

熊本県漁協はなぜブランド化に努めなかったのか

熊本県産のあさりについては、過去レポートから当時の漁獲量や出荷量、生産高等とともに急激な生産量の減少も確認しました。

熊本県産のあさりについては、漁獲高の減少は1990年代後半には確実に捉えられていたことは間違いありません。

今では、各製品に特別感を持たせて”商品のブランド化”を目指すことも少なくありません。

商品のブランド化が進めば、熊本県産あさりの単価を価値に適した価格設定にすることにより、熊本県漁協においても商売を成立させる手立ては打てた可能性もある。

熊本県産としてのブランド化に向けた動きに取り組めなかったのは、今となってはあとの祭りなのかもしれない。

 

熊本県産のあさりと偽り中国産を販売?なぜブランド化に努めなかったのか まとめ

熊本県産あさりの産地偽装問題について、調べました。

農水省の調査では、漁獲量に対する出荷量の多さや、全国のスーパーに出荷されている熊本県産あさりの97%に中国産の混入が認めされるなど報告されており、残念ながら2月11日から熊本県産のあさりが市場から消える事態となっている。

熊本県では、”直ちに偽装の根絶に向けて強い意志”を示しているが、消費者への影響もしっかりと考慮した対策を願うばかりです。

以上 熊本県産のあさりと偽り中国産を販売?なぜブランド化に努めなかったのか 最後までご覧いただきありがとうございました。

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